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関西発 地元のおいしいもん探訪

「青おにぎり」LIVEな握りたてのおにぎりは、格別の味(後篇)

2017年06月22日

前回に続き、京都の左京区にあるおにぎり屋さん「青おにぎり」をレポートします。

◇店主の魅力に迫る


さて、お腹もふくれ、すっかりリラックスすると、さらに聞いてみたいことがどんどん湧いてきます。

まずは店内にずらりと貼られた青鬼の絵。要は店主・青松さんの似顔絵というべきものでもあるわけですが、これは家族連れのお客さんや、近所の子どもたちが店内で書いたり、家で書いたりしたのを持ってきてくれたものだそうです。すごく愛されていると感じました。

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また、店内に飾られた、この服はご自身の手作り!

予約すると包んでもらえる「しゃべるおにぎり」 のハンコも、自分でささっと作ってしまうそう。

このように、店内の一つ一つのものから、お客さんからの愛情や、青松さんの創造性豊かな独自の軸が発信されており、唯一無二の雰囲気を作り上げています。

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また、お話ししていて意外だったのは、青松さんは必ずしも自分が作るおにぎりを一番とは思っていないということ。

「本当は、おにぎりって家で作って食べるもの。お母さんやおばあちゃんが作る家のおにぎりが一番でそれに勝てるわけがないし、勝ったらあかんと思う」

確かにおにぎりって昔は家族が作ってくれて、それをあたり前のように食べておいしいとかまずいとかいうものを超えた存在でしたよね。でも時代が変わって、それがあたり前ではなくなってきて、家族の作ったおにぎりを食べる機会が少なくなっている人も多いかもしれません。だから、そういう記憶の味を求めて、「青おにぎり」を訪れる人も多いのかもしれませんね。

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このように店内で盛り上がっていると、夕方に近い時間にもかかわらず、常連のお客さんがちらほら。
「取材中なんです」と青松さんが言うと、「がんばれー!」と声援を送るお客さんや、「ここのおにぎりが一番おいしいですよ。本人に言ったりはしませんが」と、ご本人の目の前で話す方も(笑)

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その様子を見ていると、始まりはおにぎりでもそれだけではない、年月をかけて築き上げられた人と人のつながりを感じました。

このようにたくさんの人からビシバシ愛されている青松さんですが、悩みもあるそうです。

ここ最近、メディアで取り上げられることも多くなり、観光客の人を始めお客さんの数がぐんと増えた「青おにぎり」。

しかし、その忙しさゆえに、余裕がなくなってしまった時期があったそうです。

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一人一人のお客さんと向き合いたくておにぎり屋をしているのに、繁盛ゆえに、その余裕がなくなってしまった。

「本当は、あのお客さん、追加注文したかったんちゃうやろか、もっと話したかったんとちゃうやろか。」そういうことが気になって、家に帰ってもそのことについてつい考えてしまうそんな青松さん。

しっかりとした印象の見た目ですが、非常に繊細で自分に厳しく、愛ある青松さんゆえに、そこまで考えてしまう瞬間もあるようです。しかし、そこまで考える方だからこそ、このおにぎりのおいしさがあるのかなとも思いました。

【最後に】
おにぎりは、テイクアウトもできます(3個以上なら竹の皮に包んでくれます)。

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家に帰ってからいただいたおにぎりは、しっとりとそして弾力のある食感でまた違ったおいしさがありました。
しかし、目の前で握ってもらうライブ感を楽しみながら、お皿にのせられるまでの待ち時間も含めて、そのすべてがおいしさにつながっていたのだと気づき、青松さんとお話ししながら食べた握りたてのおにぎりが、より一層恋しくなりました。

また、おにぎりと青松さんに会いに行きたいと思います!

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◇取材先のご紹介


【青おにぎり】
http://aoonigiri.com/